最近のビッグニュースといえば、「千と千尋の神隠し」ベルリン映画祭金熊賞受賞!でしょう、やっぱ。
宮崎駿監督の受賞記者会見では、「日本アニメが世界のレベルになったということか?」という質問が出たそうだが、それに対する監督のお答えは「私に言わせればどん底」。う〜ん、相変わらずのキビしいお言葉。クリエイターの目から見ると、やっぱそうなんでしょうか。
それにしても、この記者さんの質問、「何を今さら」って感じだよねえ。日本アニメはもうとっくに世界的に受け入れられてると思うんだけど。
日本アニメの国際化といえば、私自身もそれを実感するような出来事にぶつかったことがある。
私は1年ほど前、ニューヨークの英会話学校に通っていた(と言っても、2カ月くらいの短期間だけど)。そこの先生、イアンは30歳代の白人男性。ニューヨークで生まれ育ったそうだ。
イアンは初対面の時、私が日本人と見るや、
「日本にはコミックとかジャパニメーションとか、すばらしいカルチャーがあるよネ(英語)」
と言って、自分が知っている日本のマンガやアニメのタイトルを挙げ始めた。
「もののけ姫」「ポケモン」くらいでは別に驚かなかったが、「オネアミスの翼」(87年公開のアニメ映画)やら、「行け!稲中卓球部」(ヤングマガジンに連載されていたマンガ)やら出るわ出るわ。よっく知ってんなあ!とビックリした。
「オネアミスの翼」にしろ「稲中」にしろ、日本人だって知らない人のほうが多い作品だと思う。OTAKUに国境はない、と実感した次第である。
サン・ディエゴに住む私の友人も似たような体験をした。彼の場合は、近所のスターバックスで店員にいきなり「エヴァンゲリオンってイイよネ」と話しかけられたんだそうだ。それがきっかけで、その店員、マットとは友だちになったんだって。
マットはマンガ「頭文字D」の愛読者。そのせいで、日本の若者はみんなハチロクで毎晩峠を攻めているもんだと思い込んでいて、「日本人はいいよなア」と、いつもうらやましがっているんだそうだ(笑)。
・・ま、何にせよ、日本に親近感を持ってくれる外国人が増えるのはいいことだ。誤解は解いておいた方がいいと思うけど。
Text by 輝
(2002年メルマガ収録)
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